鹿部町役場水産経済課漁業振興室佐藤です。
みなさんが普段食べている「たこ」の漁獲方法はご存じでしょうか。
たこを漁獲する一つの漁法として挙げられるのがたこ箱漁業です。
これがたこ箱という漁具です。
たこは物陰を好む習性があり、物陰のある住処を探して移動し、
たこ箱を住処と定め入ります。面白いですよね。
たこ箱の設置方法ですが、ロープにたこ箱を吊るし海底に沈めます。
この時にたこ箱は一個一個が軽いのでただ入れただけだと沈みません。
そのため、砂を重し替わりにたこ箱の中に入れ沈めています。
時間がたつと、たこ箱自体が海水を吸い、重くなるので砂出し作業を行います。
設置してからは、タイミングを見て確認しに行き、たこ箱に入っていたらたこ箱を
揚げ漁獲します。これがひと通りの漁獲方法の流れです。
たこにも種類があり、鹿部町では水だことヤナギダコの2種類が
漁獲されています!
今日から漁師さん達が徐々にたこ箱を設置するようです。
漁獲許可期間が3月1日からとなっておりますので、まだ漁獲はできませんが。
今年も豊漁でありますように!
この記事を書いた人
役場漁業振興室
鹿部町役場水産経済課漁業振興室メンバーです。
みなさんの漁業のイメージはどうでしょうか?
漁師がお魚を獲ってきて市場に出し、仲買人を経由し、スーパーや魚屋で売り出され皆さんの食卓に並ぶというイメージではないでしょうか。
魚を獲って皆さんの食卓に並ぶまで色々な取組があります。
漁業という分野で普段皆さんが見ることのない漁師や漁業に関係する方々の取組を写真や動画で少しでも皆さんに知っていただけるように投稿していきます!
町章(プロフィール画像)の由来:4つの片仮名の「カ」で鹿部の「鹿」を表し、これを輪にして町民の「輪」を描き、町発展の基盤となる昆布と温泉が包まれています。