2022年12月24日
事業、取組紹介

令和4年度青のり養殖試験事業終了

鹿部町役場水産経済課漁業振興室 佐藤です。

初年度として9月から実施していた青のり養殖試験ですが、12月21日をもって今年度は養殖試験を終了することとしました。

本来であれば2月まで計10回の種苗を投入する予定でしたが、この頃氷点下を下回る気温が多くなり、青のりの成長度合いが著しく低下し、このまま続けても成長が見込めないと判断し、今年度の養殖試験を終了することといたしました。

今年度投入した種苗回数は全部で7回。

夏場の適水温内は、鹿部町の環境でも十分に養殖を実施することができると手ごたえを感じておりますが、冬に近づき水温が低下していくにつれて、成長度合いも低下する結果となっており、なにも対策を施さないで養殖を実施できるのは、11月中旬くらいまでが限界ではないかと感じております。

来年度は、自身で種苗を作成し、今年度と同じ規模で月2回の種苗投入を目標に実施いたします。新たに種苗生産の工程が加わり、種苗の生産方法や収穫までのサイクルを漁師さんに肌身で感じていただき、漁師さんの意見を取り入れ改良を繰り返しながら実施したいと思います。また、課題として、水温が低下した時の対応策、乾燥方法の確立の2つが主な課題であると感じております。水温が低下し対応策を講じた時の成長度合いの確認や採算性の算出、乾燥工程の手間を省くための乾燥方法の確立、その他販路確保の3点を重点に置き、来年度は試験を実施したいと考えております。

役場漁業振興室

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鹿部町役場水産経済課漁業振興室メンバーです。
みなさんの漁業のイメージはどうでしょうか?
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漁業という分野で普段皆さんが見ることのない漁師や漁業に関係する方々の取組を写真や動画で少しでも皆さんに知っていただけるように投稿していきます!

町章(プロフィール画像)の由来:4つの片仮名の「カ」で鹿部の「鹿」を表し、これを輪にして町民の「輪」を描き、町発展の基盤となる昆布と温泉が包まれています。

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