鹿部漁協 佐藤です。
近年、昆布藻場が減少傾向にあるので、組合では、部会と協力し昆布資源の回復のための取組を実施
しております。
昆布藻場造成の一環として取り組んでいるのが、立縄礁の設置です。
下の写真の様にロープにスポアバッグという海に入れると数か月で溶けてなくなる環境に良い袋を使用
し、その中に、昆布の母藻を入れ海中に設置することで、昆布母藻から遊走子という昆布の種が放出
され、周囲の着底基質に付着し昆布が繁茂するという仕組みで取り組んでおります。
現在、離岸堤付近の浅瀬を中心に立縄を設置し藻場回復に励んでおります。
近い将来この努力が実になることを願い今後も継続していきたいと思います。
この記事を書いた人
鹿部漁協
鹿部漁業協同組合職員です。 組合では、漁業者が末永く漁業を営む事が出来るよう漁業資源の維持・拡大 並びに藻場造成等の事業に取り組んでおります。 その漁協の取組について、皆さんが普段あまり見ることのない作業風景など 皆さんに組合の仕事について知っていただきたいと思います。 組合事業の取組だけではなく前浜や漁協市場の状況についても、随時、皆さんにお届けしていきます。