鹿部漁協 佐藤です。
昨年7月より今月まで定期的に実施してきた昆布藻場モニタリング調査ですが、タイムラプスカメラによる定点観測、ダイバーによる目視調査並びに繁茂調査、遊走子のどぶ漬けによる昆布着生試験等を行ってきました。調査開始してまだ1年目で、藻場の減少要因を把握するまでにはいきませんが、何らかの藻場の変化について知る事ができました。近年は、藻場が少ない事から、ウニ・アワビの食圧、波浪によるコンブの流失の影響が大きく見られ、母藻も少ない事から、藻場回復につながるだけの遊走子がない状況の様です。
今年度の調査結果を踏まえ令和5年度も継続して調査し、昆布藻場増大に繋がるよう昆布採取部会役員と協力し色々な手法を取り入れて昆布増産へ繋げていきたいと思います。
この記事を書いた人
鹿部漁協
鹿部漁業協同組合職員です。 組合では、漁業者が末永く漁業を営む事が出来るよう漁業資源の維持・拡大 並びに藻場造成等の事業に取り組んでおります。 その漁協の取組について、皆さんが普段あまり見ることのない作業風景など 皆さんに組合の仕事について知っていただきたいと思います。 組合事業の取組だけではなく前浜や漁協市場の状況についても、随時、皆さんにお届けしていきます。