鹿部町役場水産経済課漁業振興室 佐藤です。
毎年、鹿部漁業協同組合が事業主体となり、漁業振興を図るため、様々な事業を町から補助金を助成し実施しております。
実際にどういう事業内容で実施しているのか、数回の投稿に分けて一つずつご紹介していきたいと思います。
①鹿部町漁業振興支援事業
こちらは、組合や漁業者の経営力向上のために行う設備投資や人材確保等を図ることを目的として実施しております。
毎年度、鹿部漁協の方で漁師さんが望んでいる事業メニューを定め、そのかかった経費に対し補助金を支出しております。今年は、事業用の機器購入と漁船解体費の2つを事業メニューとして進めております。
②昆布種苗供給事業
昆布養殖漁業者への昆布種苗の安定供給を図り、漁業者の経営安定と昆布種苗供給事業の推進を目的として実施しております。鹿部漁協で投稿しているブログにもあるように、昆布の母藻から遊走子を抽出し、それを糸に付着させ昆布の種糸を制作いたします。制作した種糸は、鹿部漁協が養殖昆布業者さんへ販売し各漁業者さんが養殖を行います。
③漁場・試験調査事業
ホタテ漁場調査(資源調査・モニタリング調査・出荷前・後調査)、松皮ガレイ放流、ホッキ、ホヤの増殖事業及び漁場造成の推進を図るために実施しております。水揚量が年々減少している中、資源調査、モニタリング調査、環境調査を実施することにより、減少要因の追求や対策等を立てる材料となるため、漁業の振興を図るため欠かせない事業となります。
本日は以上3つをご紹介いたしました。
まだまだたくさんありますので、次回もお楽しみに!
この記事を書いた人
役場漁業振興室
鹿部町役場水産経済課漁業振興室メンバーです。
みなさんの漁業のイメージはどうでしょうか?
漁師がお魚を獲ってきて市場に出し、仲買人を経由し、スーパーや魚屋で売り出され皆さんの食卓に並ぶというイメージではないでしょうか。
魚を獲って皆さんの食卓に並ぶまで色々な取組があります。
漁業という分野で普段皆さんが見ることのない漁師や漁業に関係する方々の取組を写真や動画で少しでも皆さんに知っていただけるように投稿していきます!
町章(プロフィール画像)の由来:4つの片仮名の「カ」で鹿部の「鹿」を表し、これを輪にして町民の「輪」を描き、町発展の基盤となる昆布と温泉が包まれています。