鹿部町役場水産経済課漁業振興室佐藤です。
これが耳吊り作業(沖作業・ほろい作業)の様子です。
稚貝(1年貝)が入っているこの籠が「座布団籠」と呼ばれるもので
このように収容されており、ホタテ養殖施設に下げて育成されております。
この育成していた稚貝(1年貝)を一度このように陸に持ってきます。
陸に持ってきた稚貝を座布団籠から別の籠に移します。
籠に入れた稚貝の大きさや海藻等のゴミを取り除くため、選別機にかけます。
選別機にかけた稚貝を自分の倉庫に持っていき、穴あけや穴にテグスを通す
作業に移っていくという流れになります。
※この選別機にかける作業は、漁家によって違い、選別機を用いていない
漁家もいます。用いていない漁家については、別の籠に移した時点で
自分の倉庫に運び、貝の穴あけ作業を行う際に選別しております。
これらの作業を漁家によって異なりますが、約1か月半~2か月の間
行います。これだけ手間をかけて養殖している漁師さんは本当にすごい
なと感じます。私達も当たり前に食べているホタテですが、こういう
大変な思いをしている人がいるということに感謝しないといけないですね。
この記事を書いた人
役場漁業振興室
鹿部町役場水産経済課漁業振興室メンバーです。
みなさんの漁業のイメージはどうでしょうか?
漁師がお魚を獲ってきて市場に出し、仲買人を経由し、スーパーや魚屋で売り出され皆さんの食卓に並ぶというイメージではないでしょうか。
魚を獲って皆さんの食卓に並ぶまで色々な取組があります。
漁業という分野で普段皆さんが見ることのない漁師や漁業に関係する方々の取組を写真や動画で少しでも皆さんに知っていただけるように投稿していきます!
町章(プロフィール画像)の由来:4つの片仮名の「カ」で鹿部の「鹿」を表し、これを輪にして町民の「輪」を描き、町発展の基盤となる昆布と温泉が包まれています。