鹿部漁協 佐藤です。
2月18日・19日と続けてウニ漁が行われておりました。
凪が良かったので出漁しましたが、海の透明度があまり良くなかったようです。
海の状況が良ければナマコを採捕する漁業者が多くみられるのですが、この2日間はナマコを採捕する漁業者が少なく、ウニ漁が中心となっておりました。
近年、海洋環境の変化に伴い、藻場が減少している状況もあり、ウニの身入り状況がおもわしくなく、価格にも影響がでております。
また、1月、2月と海水温の低下に伴い、混獲採捕していたエゾアワビについても岩場に隠れて姿が見えなくなり、
採捕が難しい状況であります。
ウニ漁業者の漁家経営安定の為にも藻場は必要不可欠でありますので、今後も継続して藻場回復に努め、ウニの水揚げに繋げて行きたいと思います。
この記事を書いた人
鹿部漁協
鹿部漁業協同組合職員です。 組合では、漁業者が末永く漁業を営む事が出来るよう漁業資源の維持・拡大 並びに藻場造成等の事業に取り組んでおります。 その漁協の取組について、皆さんが普段あまり見ることのない作業風景など 皆さんに組合の仕事について知っていただきたいと思います。 組合事業の取組だけではなく前浜や漁協市場の状況についても、随時、皆さんにお届けしていきます。