鹿部漁協 佐藤です。
5月もあと少しで終わりですね。
6月になると昆布採取準備があわただしくなります。
組合では、この時期に各地区の前浜(斜路)で昆布採取に使用する船を上げ下げしている漁業者より、
要望を取りまとめ、事故の無いように操業前に浜ならしや斜路、海岸等の整備を行っております。
整備前
整備後
近年、天然昆布が減少しており、昆布漁の操業日数も限られてきております。
昨年に至っては、真昆布が極端に少なく、繁茂している昆布を母藻として残す事を考え、真昆布採取は断念
いたしました。
この為、漁業者からの浜整備の要望がなかった為、昨年は、浜整備を実施しておりません。
(写真は、一作年実施)
今年も、昆布採取を何日できるかわからないけど、漁業者の要望があれば、浜・斜路・海岸 の整備を実施したい
と思います。
鹿部町の夏の風物詩、天然昆布漁が昔の様に戻り前浜の斜路や船揚場が活気ずく事を願います。
この記事を書いた人
鹿部漁協
鹿部漁業協同組合職員です。 組合では、漁業者が末永く漁業を営む事が出来るよう漁業資源の維持・拡大 並びに藻場造成等の事業に取り組んでおります。 その漁協の取組について、皆さんが普段あまり見ることのない作業風景など 皆さんに組合の仕事について知っていただきたいと思います。 組合事業の取組だけではなく前浜や漁協市場の状況についても、随時、皆さんにお届けしていきます。